NCスロッタとブローチ
スロッタ加工とは
主に溝加工に用いられる。 加工したい溝形状と同形の刃具を取り付け、上下運動だけで切削加工を行う。CNCスロッタとは
従来のスロッタにCNCテーブルが追加されたもの。 ※CNCとはコンピュータによる演算処理、制御のこと 基本的に複数の溝加工に向かなかったスロッタでもコンピュータ制御により、 スロッタでも精度良く、複数の溝加工が可能。 1形状毎の加工の為、比較的に自由な溝加工ができる反面、 加工時間はその他の加工機と比べると長い傾向がある。
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ブローチ加工(ブリーチング)とは
主に専用刃具を用いて内径形状全体の一発加工が可能。 加工時間が早く、刃具損耗性も予測しやすいため、 量産品には向くが、専用刃具は大がかりな物になる為、コストは高い。
NCスロッタ加工とブローチ加工の違い
| CNCスロッタ加工 | ブローチ加工 | |
| 生産量 | 少量生産向け試作品など | 大量生産向け量産品が前提 |
| 作業効率 | 1形状毎の加工作業効率は高くない | 全形状一発加工作業効率は高い |
| 使用事例 | 内外形問わず、溝加工が可能。自由度も高い | 内形状の溝加工 |
| 良い点 | 少量生産であれば、刃具コストは低い。条件次第でその他の加工機の代替として転用可能(放電加工等) | 大量生産であれば刃具コストは低くなる。一発加工の為、加工時間が速く、精度も高い。 |
